構図を決めるポイントは、〇〇です
岡山県倉敷市
女性カメラマンの撮影する写真事務所、
アトリエリッカです。
今回は写真の出来栄えがすっきりする構図のポイントをお伝えします。
縦横に2本ずつ均等に線を引き、
9等分にした時に交わる4つの点の部分に、
表現したいポイントを置きます。
この3分割構図は皆さんもよく聞かれるかと思います。
こちらの写真は、被写体のお顔にポイントを置いていますが、
秘訣はそれだけではありません。
敢えて向かって左側に空白を作っています。
構図を決める時に意識することは、一般によく言われる、3分割構図なだけではなく、
意識としては、
空白を作っているところに、キャッチフレーズの文字を入れる余白を残すイメージを、シャッターを切る前に持っています。
ここに文字が入ればかっこいいだろうな、
という感覚です。
後もうひとつのポイントですが、
見る人に続き感を感じさせるにはどうすればよいか?
という所も意識しています。
例えばこの写真でしたら、向かって右肩あたり(被写体の左肩)をわざと切っています。
こうして、被写体となる人なり物の1部を切ることによって、
見る人に対して、
『続き感を想像させる』
構図を作ることができます。
ここまでは、インスタ映えであったり一般的にすっきりとした1枚を作る技法になります。
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ですが、ひとつだけ注意しないといけないことがあります。
この方法が通じる撮影分野は、
コマーシャルフォト、作品撮りとなります。
もしこれが、
学校写真やウェディングフォト(特に昔ながらの写真を大切にされる方々)
となりましたら、クレームになります。
きちんと記録して欲しい写真には通用しません。
コマーシャルフォトのように洗練されたカッコ良さを出したい場合
あるいは、
我が道を行く作品撮り
などという表現手法と、
後者のきちんと記録すること
が大切なポイントとなる商品としてクライアント様にお届けするのでは、全く写真の意図が異なります。
後者のクライアント様にこの続き感を感じさせるのは、
『何を記録しているのか、分からない。』
『大切なヘアスタイルや衣装を切るとは何事だ?!』
と、クレームになりますので気を付けてくださいね。
皆さんの素敵な1枚を切り撮る参考になれば幸いです。