素敵な表情を引き出す方法 10 か条・後編
岡山県倉敷市
女性フォトグラファー
アトリエ Riccaです!
前回は、
素敵な表情を引き出す方法 10 か条
として前編5項目を記事にいたしました。
今日は後編です!
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6. 身内・スタッフを大切に
7. 「私にお任せください!」
8. 常に気持ちは、「私が」発信
9. たとえ話と撮影後の楽しみ
10.受容と共感・ヒアリング
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お客様は案外冷静にスタッフをご覧になっています。
例えば、私は婚礼スナップも前撮りも、またどの撮影においてもマニュアル設定で撮
影をするのですが、「あのカメラマンさん、よく設定いじっているよなー。」とお客様に
仰っていただくことがあります。
勿論私もアシスタントとして 3 年間修行を積んだ後にメインのカメラマンになりま
した。
また、アシスタントに向かって横柄な態度を取るカメラマンをよく見てきました。
第三者であるお客様から見ても、決して気分がいいものではありませんし、そのスタ
ッフ間との問題に気持ちよい撮影にならなかったとクレームの原因にもなりますので、
お客様だけに配慮するのではなく、周りのスタッフも大切にして、チーム一丸となって
お客様の為にいい写真を撮ることを意識してみられてください。
撮影本番はとても緊張します。
また、撮影に対して予期せぬことが発生することもあれば、連携ミスで自分が知らなか
った情報が急遽知らされ臨機応変な態度で撮影に臨むシーンが多々出てきます。
そういった時に、できませんでした。撮れませんでした。では済まされませんし、お
どおどした態度のカメラマンに対して信用してもらえないどころか、「このカメラマン
は本当にきちんと撮影できるのだろうか?」とお客様に心配をさせてしまうことにもな
りかねません。
言い方は悪いのですが、最初は、はったりでもいいので、「私に任せてください!」
と自分に自信をもち、お客様を安心させていくように、カメラマン側の方から意識を向
けていく事を心がけてみられてください。
きっとその自信が写真にも表れると思います。
自分軸と他人軸。
決して自分勝手ではなく、「私がこれを撮影したいです!」という自分の気持ちや表現
したいものをお伝えするのも信頼されるカメラマンへの第一歩です。
もちろんお客様のご意見をしっかりとヒアリングして、お客様のご希望のお写真=商
品をお届けするのが一番ですが、中には分からないのでお任せしますと控えめなお客様
もいらっしゃいます。
私がこうしたい!の自己責任による自己発信=相手を放置していない=相手を受け入
れている
たまに自己責任における自己発信をすることも、信頼関係を結べるポイントになりま
す。
撮られることが大好きな人、モデルではない限りほとんどのお客様にとって撮影はと
ても緊張するものですし、こちらが指示するポージングをご理解いただくのに時間がか
かります。
ただ、「笑って!笑って!」というのは、お客様にとってかなり苦痛になってしまい
ますし、笑えるはずがありません。
自分の撮影意図がお客様に伝わり辛い時には、お客様のお身体に触るのは大変失礼な
ので、まずはお身体に触れてポーズを付けたり笑顔に無理やりなってもらう前に、たと
え話と撮影後の楽しみでご理解いただき、笑顔を引き出すようにしています。
「ご新郎様にプロポーズしてもらっちゃいましょう!の時のお顔は・・・?笑顔期待
していますよー!」
撮影後の楽しみでは、
「この撮影が終わったら、何かいいもの食べに行かれますか?」
「焼き肉をお母さんにおごってもらうんです♪」
「食べには行かれないけどこの後はご新郎様にマッサージしてもらって、今日はゆっ
くりしてくださいね。和装をほどいたらめちゃくちゃ楽になりますよー!」
など、
その後の楽しみを目標に笑顔になっていただけるように、カメラマンが誘導していきま
す。
本当はこんな撮影をしたかった・・・。
撮影後に本当のお気持ちややりたかったことを実現して差し上げることができないの
も、カメラマンとして失格だと常に意識反省しています。
ご自分のお気持ちや意図を初対面ぶっつけ本番の撮影で言えるお客様は、多くはない
のではないでしょうか。
例えばお持ちになった撮影グッズで大体のしてみられたい意図は発見できます。
撮影グッズをご用意されているお客様には、しっかりとお作りになってご用意された
今日の撮影の日に対してのご足労や楽しみをしっかりとねぎらって、共感して差し上げ
てください。
また、具体的なイメージが浮かばなくて、ご用意をされてこなかったお客様に対して
も、こちらが撮影グッズを事前に用意しておき、「お任せください。」という安心感を与
えて差し上げながら、お持ちになれなかったことに対してしっかりと受容、共感して差
し上げてください。
そういったお気持ちに対しての受容と共感が、本当はこんな撮影をしたかったの
に・・・。というお気持ちをヒアリングできる一助になると思います。
「今どんなお気持ちなのだろう?」
常に感情を意識しています。